古くからの伝統的な長寿祝い、というものが日本にはあります。60歳を祝う還暦から始まり、100歳を祝う百寿まで実に様々な種類が存在します。
その昔は人生50年と言われていたこともあり、60歳まで生きていることは大変な長寿であったという訳です。この長寿祝いの中の一つで70歳を祝うお祝いを古希と言います。
人生50年と言われていた頃とは違い、現在日本の平均寿命というものも随分変化しました。70歳ではまだ気力も見た目も若く保っている方もいると思われます。
しかし、環境は違えどここまで長く生きてくれたというのもまた事実です。70年というのはとても長い長い人生です。
気力や見た目は若くとも、それまで無事に過ごしてきてくれたことへの感謝の気持ちはきちんと表してあげるのが良いと思われます。
そこで古希祝いの方法はいろいろな方法を考えてみると、どう祝うかというよりも、大切なのはお祝いをしたいという気持ちを表すことと、相手が喜んでくれることを一番に考えることだと思います。
ですので、無理のない計画や準備で、ご本人や周りの者も思い出に残る楽しいお祝いが出来るように励みましょう。
お祝いは自宅で手作りのパーティーを開くのも良いし、レストランを予約して食事会をするのも良いです。外出が困難であれば、手作りの料理やお寿司などの出前を取るアットホームなパーティを開くのが良いでしょう。
お祝いの舞台の場はいろいろな場所が考えられ、温泉旅行などどこか旅行に行ってお祝いするというのもおすすめです。
ただ、祝う相手が自宅でのお祝い、レストランでの食事会、温泉旅行その他いろいろなシチュエーションがあるなか、どのような舞台が一番好みであるかをしっかりと把握しておくことが大事です。
そして、お祝いに大切なのは贈り物です。パーティーや食事会や旅行などで一緒に過ごす、ということ自体がすでに贈り物にもなりますが、形に残るものもあると本人だけでなく周りの人の記念にもなります。
古希の象徴の色は紫です。古くからの習わしではちゃんちゃんこを贈るという方法がありますが、現代ではそちらの文化も大事にしつつ、それ以外の品物もプレゼントするのがよいかと思われます。
薄紫のような普段使い出来る色合いのものだとファッションアイテムにも取り入れられます。
その日が記念に残るような特別な一日になるためにも、相手の笑顔を思い浮かべながらしっかりと事前の準備を行いましょう。